┏━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┓  【SDJ Mapserver Solutions】 開発キット「Nez(ネズ)」のご紹介です    http://sapporo.s-d.co.jp/sdjmap/index.html     豊富な機能、シンプルな使いやすさ、業界初デュアルライセンスの採用   Mapserverを利用した開発にはぜひ「Nez」をご活用下さい   システム・デザイン・ジャパン TEL:011-737-2022 gis@s-d.co.jp ┗━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ………………地理とGISの情報発信 ニュースと関連情報………………     ★★  GIS NEXT EXPRESS Mail Magazine vol.105  ★★                             2007/02/22 発行                  http://www.nextpb.com/gnext_express/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ‥‥目 次‥‥ 【1】EXPRESS ニュース&プレス セレクション  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【2】新刊書籍情報  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【3】イベント情報  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【4】コラム’s る〜む  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【5】編集部便り  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【1】EXPRESS ニュース&プレス セレクション ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [記事一覧および過去掲載分はこちらから] (ニュース)http://www.nextpb.com/gnext_express/news/news.html (プレス) http://www.nextpb.com/gnext_express/press/press.html   ※随時更新しています □………………………………………………………………………………………… ◆【ニュース記事】 火星に水流の痕跡 米グループ、高解像度画像で確認 2/16 朝日新聞 http://www.asahi.com/science/news/TKY200702150384.html □………………………………………………………………………………………… ◆【ニュース記事】 御嶽山「やや活発な状態」、火山噴火予知連が見解 2/16 日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070216STXKF060216022007.html □………………………………………………………………………………………… ◆【ニュース記事】 デジタル地図で戦前の街並み再現へ 情報協力を 仙台 2/15 河北新報 http://www.kahoku.co.jp/news/2007/02/20070215t15045.htm □………………………………………………………………………………………… ◆【プレスリリース】 生活地図サイト「MapFan Web」新サービス「ココメモ」、 「新地図ページ」BETA 版を同時リリース 2/14 インクリメントP株式会社 http://www.incrementp.co.jp/news/pdf/re070214.pdf □………………………………………………………………………………………… ◆【プレスリリース】 携帯版の三次元デジタル地図レンダリング技術開発 2/14 株式会社キャドセンター http://www.cadcenter.co.jp/info/relation/pr00023/pdf/jp/pr00023.pdf □………………………………………………………………………………………… ◆【ニュース記事】 オーロラの「謎」に迫る NASA、観測衛星打ち上げへ 2/11 朝日新聞 http://www.asahi.com/science/news/TKY200702100298.html □………………………………………………………………………………………… ◆【ニュース記事】 トヨタ 道路開通7日で自動更新、カーナビで初 2/9  FujiSankei Business i. http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200702090040a.nwc □………………………………………………………………………………………… ◆【ニュース記事】 インド戦略施設の画像にぼかし グーグルの地図サービス 2/6 FujiSankei Business i. http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200702060035a.nwc ※ここでご紹介するニュースおよびプレス記事のURLは、2007年02月20日現在 で各サイトへのリンク確認が取れているものです。日数が経過している場合 は、リンク切れでなっている事があることを予めご了承下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■【2】新刊書籍情報 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◯『昭和9年版 復刻版地図帳』  ISBN  :9784807156108  編著者 :守屋荒美雄  出版  :帝国書院  発行年月:2006/12  価格  :4,200円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『世界の果てが砕け散る サンフランシスコ大地震と地質学の大発展』  ISBN  :9784152087850  編著者 :ウィンチェスター・サイモン【著】 柴田 裕之【訳】  出版  :早川書房  発行年月:2006/12  価格  :2,940円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『不都合な真実』  ISBN  :9784270001813  編著者 :アルバート・ゴーア【著】 枝広 淳子【訳】  出版  :ランダムハウス講談社  発行年月:2007/01  価格  :2,940円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『ニュートンムック 3Dで見る火星の絶景ポイント』  ISBN  :9784315517903  編著者 :佐々木晶  出版  :ニュートンプレス  発行年月:2007/01  価格  :2,415円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『自治体都市計画の最前線』  ISBN  :9784761531492  編著者 :柳沢 厚/野口 和雄ほか  出版  :学芸出版社  発行年月:2007/02  価格  :3,675円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『どっと目からウロコ! 大人の日本地図』  ISBN  :9784331512173  編著者 :地図ミステリー愛好会  出版  :廣済堂出版  発行年月:2007/02  価格  :500円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『意外なツボがひと目でわかる世界地図』  ISBN  :9784413008723  編著者 :ワールド・リサーチ・ネット  出版  :青春出版社  発行年月:2007/02  価格  :880円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『地球温暖化防止技術読本』  ISBN  :9784274203640  編著者 :金島 正治  出版  :オーム社  発行年月:2007/02  価格  :2,625円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『自然災害の事典』  ISBN  :9784254160444  編著者 :岡田 義光  出版  :朝倉書店  発行年月:2007/02  価格  :21,000円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『Google Maps APIv2活用リファレンス』  ISBN  :9784774130255  編著者 :アイティティ  出版  :技術評論社  発行年月:2007/02  価格  :2,180円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■【3】イベント情報 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※ここに掲載したものは以下のページから一部抜粋したものです。 (最新の情報はこちらでご確認ください) http://www.nextpb.com/gnext_express/event/event.html ◆宇宙技術の防災利用シンポジウム   〜防災・災害対策の活きた情報がここにある〜 日程:2007年2月26日 場所:大手町サンケイプラザ 主催:宇宙航空研究開発機構 http://i-space.jaxa.jp/symposium2007/index.html ◆第3回「ITS産業フォーラム」 日程:2007年2月28日 場所:化学会館 6階 601会議室(東京都千代田区) 主催:情報処理学会ITS研究会 http://www.ysr.net.it-chiba.ac.jp/sigits/forum/forum0702.html ◆災害低減戦略フォーラムシンポジウム 日程:2007年2月28日 場所:東京商工会議所4F東商ホール 主催:災害低減戦略フォーラム、地球科学技術総合推進機構 http://www.aesto.or.jp/dims.pdf ◆国際シンポジウム「国際極年におけるアジアの連携」  International Symposium-Asian Collaboration in IPY 日程:2007年3月1日 場所:日本学術会議 講堂(東京都港区) 主催:日本学術会議IPY国内委員会,国立極地研究所 http://polaris.nipr.ac.jp/~ipy/sympo/ ◆第5回「リモートセンシング政策研究」ワークショップ  高分解能衛星リモートセンシングによる情報収集の未来 日程:2007年3月1日 場所:日本大学理工学部(駿河台) 5号館 主催:日本リモートセンシング学会 http://www.rssj.or.jp/sinntyakujyouhou/workshopdai5kaiannai.htm ◆時空間GIS技術研修・情報交換会  ― 地域自立のための新しいGIS技術 ― 日程:2007年3月1・2日 場所:電源開発株式会社 本社9階会議室(東京都中央区) 主催:J-時空間研究所、NPO法人地域自立ソフトウェア連携機構 http://www.j-jikuu.com/public/index.asp?patten_cd=4&page_no=8 ◆平成18年度 PlaceXML成果報告会 日程:2007年3月1・2日 場所:青山TEPIA(東京都港区) 主催:日本情報処理開発協会/データベース振興センター http://www.dpc.jipdec.jp/gxml/contents/seminar/2006/program.html ◆伊能大図フロアー展 in くろしおアリーナ 日程:2007年3月1〜4日 場所:高知市東部総合運動場屋内競技場「くろしおアリーナ」 主催:高知県立歴史民俗資料館、財団法人高知県文化財団 http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~rekimin/inou/inou.htm ◆第14回リモートセンシングフォーラム 日程:2007年3月2日 場所:東京農業大学 世田谷キャンパス 主催:計測自動制御学会 計測部門 共催:日本リモートセンシング学会 http://www.sice.or.jp/~rs/14rsf/ ◆GEOSS構築の本格化と大学における教育研究−現場からの報告と提言− 日程:2007年3月2日 場所:千代田区立内幸町ホール 主催:財団法人地球科学技術総合推進機構、文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/02/07020709/001.pdf ◆衛星画像による写真測量講習会 日程:2007年3月2日 場所:酪農学園大学 第一校舎3階 GISルーム 主催:Digital北海道研究会 http://www.dghok.com/modules/eguide/event.php?eid=16 ◆公開シンポジウム 「どう活かす!緊急地震速報」 日程:2007年3月3日 場所:気象庁講堂(東京都千代田区) 主催:日本災害情報学会、気象庁 http://www.jasdis.gr.jp/05sympo/images/pdf/20070303annai.pdf ◆防災フェスタ2007in名古屋大学 日程:2007年3月4日 場所:名古屋大学本山キャンパス 主催:あいち地域防災力向上協議会 http://www.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/bousai-festa/main/index.html ◆SAR Workshop 2007 日程:2007年3月6・7日 場所:JAXAつくば宇宙センター 総合開発推進棟1階 主催:IEEE GRSS Japan Chapter http://www.rs.el.gunma-u.ac.jp/~yamalab/grss/SARWS2007.pdf ◆宇宙探査シンポジウム  「太陽系大航海 〜そこで何を見つけ何を得るのか〜」 日程:2007年3月6・7日 場所:ホテルグランヴィア京都 5階「古今の間」(京都市下京区) 主催:宇宙航空研究開発機構 http://www.prime-intl.co.jp/expsympo/Exp_sympo.htm ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■【4】コラム’s る〜む ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 『自信を持って』 先だっての号外メールの通り、GISNEXT編集部は独立して新しい会社として やっていくことになった。といっても事務所が変わっただけで、編集メンバー はこれまでどおり。何かが劇的に変わったわけではないのだが、やはり「心機 一転」という気持ちになる。いやむしろ、これで逃げ道はなくなったというべ きか。 創刊当時を思い返すと、未知の領域がありすぎて雲を掴むような仕事だなと感 じていたが、それが逆に幸いして(つまりは恐れを知らない状態)ある意味 “勢い”があった。ただ、その勢いが持続できたかというと必ずしもそうでは なく、“踊り場で立ち往生”に陥る状況も出てきた。悪い意味での“慣れ”も あるだろう。 作っている本人がそう感じるのだから、きっとそれは読者にも伝わっていたと 思う。 そこには僕をはじめとする多くのメンバーが兼業だ、という裏事情もあって、 GISNEXTに関わる事業への貪欲さがまだ足りてなかったのかもしれないが、そ んなことはもう言い訳にならない。 藪の中をそろそろと走っていたのが、急に視界が開けて目の前にパァッと広野 が拡がった今、いよいよ「6速全開」にする時が来たのだと思う。もちろん全 開にすれば危険も増える。障害物に当たったときの衝撃は大きいし、エンジン が火を噴く可能性もある。小回りだって利かなくなるだろう。それ以前にいつ まで燃料が持つのかも分からないのだ。不安な気持ちがないと言えば嘘にな る。 だけど、今アクセルを踏み込まないでどうする? 安全運転も大事だが、仕事 人生において“ぶっ飛ばすぞ”という機会はそんなに巡ってくるものではな い。 そういえば、GISNEXTの創刊も「今やらないでいつやる?」という掛け声から 始まった。飲み屋でほろ酔い加減ではあったものの、2年近く暖めていた(と いうか暖めすぎて腐りかけていたが)企画をいよいよ実行に移す時が来たと、 ゾクゾクするような武者震いを感じたものだ。それからの半年、僕は様々なも のを犠牲にして、職まで失った。文字通りゼロからのスタートだった。 それゆえに創刊号を手にしたときの感動は今でも忘れない。 あれから5年、僕ら編集部メンバーは十分に経験を積んだ(はず)。ただ闇雲 に突っ走るのではなく、ちゃんと方向性を見いだす能力も知識も持っている。 だから、あとは自信を持って、読者という名の観客がいるスタンド前のメイン ストレートを駆け抜けるだけだ。 いつもの威勢の良さが影を潜めてどこか不安げな千葉さんへ。 僕からのエールです。 【石川 剛】 (ご意見・ご感想はこちらまで→ go.ishikawa@gmail.com) ┏━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┓  ★★★★★★★ GIS NEXT 第18号 1月15日発刊! ★★★★★★★  ■巻頭インタビュー  東京大学大学院教授 岡部篤行氏  ■特集1 『日本のGIS −その軌跡をたどる』  ■特集2 『GIS NEXTの小さな歴史』  ■トピックス   CSIS Days 2006   第3回GISコミュニティフォーラム ほか  ■連載    広がる衛星リモートセンシングの世界    プロフェッショナルのためのArcGIS講座    オープンソースGISに触れてみよう ほか  詳細は以下をご覧ください。  http://www.nextpb.com/gisnext/backnumber/no18.html  →GIS NEXTのご購読申し込みは、以下のページからお願いします。  http://www.nextpb.com/gisnext/order/order.html ┗━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■【5】編集部便り ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ “地図は自分で作るもの” Open Street Map(OSM)をご存知だろうか。英国から始まったオープンなロー ドマップ作り運動だ。市民のボランティアがGPSで記録した道路のデータを自 由にアップロードしたり編集したりして都市のマップを作り上げ、それを著作 権フリーで公開する。2004年の夏にロンドンから始まったこのプロジェク トは、次第にヨーロッパの各都市に広がっていき、現在ではおよそ40の国の 100近い都市で、5000人もの人々がマップ作りに参加している。 OSMのウェブサイトは、Wikipediaのために作成されたフリーソフト、 MediaWikiを利用して作られており、マップの閲覧、データのアップロード、 様々なツールのダウンロード、ブログやディスカッションなどの機能を備えて いる。メインページを開くと、各地のコミュニティのマッピング・パーティや コンファレンスのスケジュールがならび、活発な活動の様子が伝わってくる。 アップロードのページには、新たなデータの登録や既存のデータの修正のログ がある。多いときには一日に100件にも上る。 たしかに、作成されたマップの精度については保証されない。だが、言い換え れば、精度に不満を覚えた人がそれを修正する自由は保証されている。つまり、 ユーザのニーズに即した精度が確保される仕組みだといえようか。OSMでは、 2008年半ばには英国全土の地図が完成し、さらに欧州全域へとカバーエリ アを広げていく予定だという。 このプロジェクトを立ち上げたロンドン在住のプログラマーSteve Coast氏は、 英国を始めとするほとんどの国で、政府機関が地図を作成し企業や一般向けに 有償で販売していること、地図の頒布や利用について法的に制限をかけている ことなどを強く批判している。Google Mapsなどのサービスも、地図の使用に ついて法的、技術的な規制をかけ、「人々が創造的、または予測ができないよ うな斬新な方法で地図を加工したり使用したりすることを妨げている」 (「THE BIG ISSUE JAPAN」より)とし、「市民のために市民の手によって」 著作権フリーの地図を作成しようとOSMプロジェクトを始めたのだという。 GPSやWeb技術を利用してグローバルな規模で地図の共同制作を展開するこの OSM、とても興味深いのだが、どういうわけか日本ではまったく注目されてお らず、マップコミュニティも存在しない。理由はいくつかあるだろうが、やは り日本では国土地理院が国土数値情報や数値地図などを無償公開していること から、ユーザがそれほど地図データの入手に困っていないということが大きい のだろう。 だが、このプロジェクトの面白さは地図をめぐる権利問題にとどまらないもの がある。つまり、“地図は自分で作るもの”という文化が、こうした活動を通 じて広がっていくかもしれないということである。情報技術の進歩によって、 地理情報や位置情報の取得、処理、加工、流通が容易になったため、これから は市民が必要な地図を(コミュニティを通じて)自分で作成し、紙や携帯電話 やカーナビなどに入れて利用する時代がくるかもしれないということだ(もち ろん、より専門的な用途に向けた高精度な地図への需要はなくならない)。し かも、地図作成のプロセスにおけるジオコミュニケーションの楽しさは、さら に多くの人々を地図の世界に呼び寄せていく可能性がある。 その意味で、日本にもOSMのコミュニティができないかと思っている。誰か、 始めませんか? Open Street Map http://wiki.openstreetmap.org/ 【編集長 岩見 一太】 -------------------------------------------------------- GIS NEXT編集部は新たな事務所で改めてスタートしました。 神保町は馴染みのある街ですが、やはり関心事はランチの店と夜の赤提灯。 早く一回りして行きつけを作ることも大切な仕事と心得ています。 また、事務所でバイオリンの練習も始めました。 岩見編集長は練習を始めると用事を作って外出してしまいます。 【編集部プロデューサー 千葉 厚】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【発行元】株式会社ネクストパブリッシング GIS NEXT編集部 http://www.nextpb.com/gisnext/ http://www.nextpb.com/gnext_express/  【E-mail】 info@nextpb.com  【住所】〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル3F  【TEL】 03-5212-1251  【FAX】 03-5212-1252 ----------------------------------------------------------------- ◆本メールに関するご意見・お問い合わせは info@nextpb.com ◆メールニュースの配信の登録・解除はこちらから http://www.info@nextpb.com/gisnext/magazine/magazine.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(c)2007 GIS NEXT All Rights Reserved.