┏━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┓    ★☆★ Bentley BE Meeting Tokyo 2004 開催決定 ★☆★   2004年11月11日(木) インターコンチネンタルホテル東京ベイ  【ユーザ事例発表】 朝日航洋株式会社様、国際航業株式会社様  【パートナー発表】 アジア航測株式会社様、(有)インディゴブレイズ様   詳細はこちらから http://www.bentley.co.jp/be-meeting/index.htm ┗━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   ………………地理とGISの情報発信 ニュースと関連情報………………     ★★  GIS NEXT EXPRESS Mail Magazine vol.50  ★★                             2004/11/08 発行                http://www.nextpb.com/gnext_express/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <<おかげさまで、50号>> いつもGIS NEXT EXPRESS Mail Magazineをお読み頂き、ありがとうございま す。2002年10月21日、第1号を発行してからちょうど2年、こうして無事50号を 皆様にお送りすることができました。 このメルマガの読者数も約5000人となり、GIS業界における情報発信基盤の1 つとして、また本誌「GIS NEXT」を陰で支える存在から独り立ちしたメディア としての地位を作ることができたのは、読者の皆様の暖かい声援があったから にほかなりません。 まだまだ至らない点もあるかと思いますが、少しでも読者の皆様のお役に立て るものとなるようなお一層の努力をする所存です。ご意見、ご要望はもとよ り、企画やアイデア、様々な情報など、どうか遠慮なくお寄せください。 今後とも、GIS NEXT EXPRESS Mail Magazineをどうぞよろしくお願い申し上げ ます。 (メルマガ編集担当:千葉 厚、片山圭介、石川 剛) ‥‥目 次‥‥ 【1】EXPRESS ニュースセレクション  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【2】新刊書籍情報  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【3】イベント情報  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【4】コラム’s る〜む  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【5】編集部便り  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【1】EXPRESS ニュースセレクション ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [ニュース記事の全文および過去掲載分はこちらから] http://www.nextpb.com/gnext_express/news/news.html   ※ニュースは随時更新しています □………………………………………………………………………………………… ◆新潟県中越地震、本震と余震で断層3つ活動か http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041108_05.html □………………………………………………………………………………………… 新潟県中越地震は、23日の本震と同日の最大余震とではそれぞれ別の断層が 動き、27日の余震ではさらに別の断層がずれたとみられることが、東京大学地 震研究所などの分析でわかり、4日の地震予知連絡会で報告された。 □………………………………………………………………………………………… ◆ソパック、GIS利用の教育支援システムをいわき市の6小学校に納入 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041108_08.html □………………………………………………………………………………………… ソパックシステムは、いわき市教育委員会を通じて教育支援システム「ネッ ト知図帳まとま」をいわき市内の小学校6校に納入した。 □………………………………………………………………………………………… ◆アジア航測・国際航業・パスコ、被災地を緊急撮影、ネットでも公開 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041104_07.html □………………………………………………………………………………………… 新潟県中越地震を受け、航空測量の大手各社が急ピッチで対応を進めてい る。地震発生の翌24日に被災地上空から航空写真を緊急撮影。25日には新潟県 や国土交通省、研究機関などに提供した。 □………………………………………………………………………………………… ◆米グーグル、デジタルマッピング企業のKeyhole Corpを買収 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041104_09.html □………………………………………………………………………………………… 米国時間の10月27日、Google Inc。がデジタルマッピング企業であるKeyhole Corpを買収したことを発表しました。 □………………………………………………………………………………………… ◆レスキューナウ、ゼンリン 新潟県中越地震で地図付き災害情報提供 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041104_11.html □………………………………………………………………………………………… 災害情報を提供するレスキューナウ・ドット・ネットは27日、電子地図大手 のゼンリンなどと共同で、新潟県中越地震の救援活動の一環として、地図付き で視覚的にわかりやすい現地の災害情報の提供を開始した。 □………………………………………………………………………………………… ◆昭文社、高齢者など歩行者に安全なルートを案内するシステムを発売 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041104_13.html □………………………………………………………………………………………… 株式会社昭文社は、11月1日より「バリア・バリアフリ−マップシステム」の 販売を開始します。 □………………………………………………………………………………………… ◆防災用電子会議システム、3D地理情報、画像と連動  ――アジア航測、自治体向けに営業 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0411/041104_17.html □………………………………………………………………………………………… アジア航測は3次元GISを組み込んだ電子会議システムを開発した。災害時の 危機管理対応などで、画像・音声情報に加え3次元表示が可能な地理情報を使 い、対策本部を置いた遠隔地とのやり取りを円滑に進められるという。 □………………………………………………………………………………………… ◆空から「NO!」産廃の不法投棄 自治体が先行、国も事業化 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0410/041026_03.html □………………………………………………………………………………………… 衛星で車の位置などがわかる全地球測位システムを使って産業廃棄物の不法 投棄を監視する取り組みが各地で進む中、環境省は来年度、GPSや電子マニフ ェストなどを組み合わせた「産廃次世代移動管理システム」のモデル事業を始 める。 □………………………………………………………………………………………… ◆大日本印刷、GIS利用のエリアマーケティングを手軽に導入できるASPサービ スを提供 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0410/041026_11.html □………………………………………………………………………………………… 大日本印刷株式会社は、GISを利用したWebベースのエリアマーケティング を、低コストと短い準備期間で、手軽に導入できるASP型サービス『Mapping  Galaxy』の提供を開始しました。 □………………………………………………………………………………………… ◆ビル内でも地下でも道案内 「立体」携帯ナビ、KDDIとNECが開発 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0410/041019_07.html □………………………………………………………………………………………… KDDIとNECは、屋内や地下街でも道案内が可能な携帯電話用のナビゲーショ ン・システムを世界で初めて開発した。 □………………………………………………………………………………………… ◆ユー・ディ・エス、GIS用の都市計画情報マップシステムを開発 http://www.nextpb.com/gnext_express/news/back/0410/041026_19.html □………………………………………………………………………………………… 株式会社ユー・ディ・エスは地理情報システムにおいて利用できる、都市計 画情報マップシステムの提供を開始した。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■【2】新刊書籍情報 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◯『地球 その不思議な世界』  ISBN  :4306093727  編著者 :三木 幸蔵  出版  :鹿島出版会  発行年月:2004/09  価格  :1,470円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『大学テキスト自然地理学 下巻』  ISBN  :4772250913  編著者 :大山 正雄/大矢 雅彦  出版  :古今書院  発行年月:2004/10  価格  :2,730円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『すぐできるカシミール3D 図解実例集   山と風景を楽しむ地図ナビゲータ1(初級編)』  ISBN  :4408007919  編著者 :杉本 智彦  出版  :実業之日本社  発行年月:2004/10  価格  :2,520円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『日本地名大事典 上(あ〜す)』  ISBN  :440403198X  編著者 :吉田 茂樹  出版  :新人物往来社  発行年月:2004/10  価格  :10,290円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『日本地名大事典 下(せ〜わ)』  ISBN  :4404031998  編著者 :吉田 茂樹  出版  :新人物往来社  発行年月:2004/10  価格  :10,290円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ◯『図解日本全国ふしぎ探訪 47都道府県・地図に隠された驚きの事実』  ISBN  :4569638406  編著者 :日本博学倶楽部  出版  :PHP研究所  発行年月:2004/10  価格  :1,000円(税込) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■【3】イベント情報 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆シンポジウム「南九州の火山防災を考える-霧島、桜島、そして破局噴火-」 日程:2004年11月6日 場所:宮日会館宮日ホール(宮崎市) 主催:「南九州の火山防災を考えるシンポジウム」実行委員会 http://www.kazan-net.jp/shitosympo/index.html ◆システム農学会2004年度秋季大会 日程:2004年11月6日・7日 場所:兵庫県立大学神戸キャンパス(神戸ハーバーランドセンタービル23階)    (神戸市中央区) 主催:システム農学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jass/kobe2004/ ◆第49回日本水環境学会セミナー  「水環境を考えるために地理情報システム(GIS)を活用する」 日程:2004年11月9日 場所:東京大学弥生講堂「一条ホール」(東京都文京区) 主催:(社)日本水環境学会 http://www.jswe.or.jp/kais/jour/event.html#evt3 ◆地理情報システム(GIS)普及セミナーin高松 日程:2004年11月9日 場所:香川県土木建設会館(香川県高松市) 主催:国土地理院四国地方測量部、日本建設情報総合センター http://www.gsi.go.jp/GIS/seminar/16_10seminar.html ◆防災科学技術研究所記念シンポジウム  「日本の強震観測50年」−歴史と展望− 日程:2004年11月9・10日 場所:防災科学技術研究所・和達記念ホール(茨城県つくば市) 主催:防災科学技術研究所 強震観測事業推進連絡会議 共催:東京大学地震研究所・日本地震工学会 http://www.k-net.bosai.go.jp/KYOUKAN/symp2004/ ◆自治体サポートフェア北海道 2004 日程:2004年11月9・10日 場所:札幌コンベンションセンター(札幌市白石区) 主催:日本経営協会 http://nomabs.noma.or.jp/show/lgsf_hokkaido/index.html ◆第11回IAGA地磁気観測国際ワークショップ 日程:2004年11月9〜17日 場所:測器比較セッション〔9〜12日〕    気象庁地磁気観測所(茨城県新治郡八郷町)    学術講演セッション〔15〜17日〕    文部科学省研究交流センター(茨城県つくば市) 主催:地球電磁気研究連絡委員会、International Association of Geomagnetism and Aeronomy、地球電磁気・地球惑星圏学会、気象庁地磁気観 測所 http://www.scj.go.jp/ja/info/kokai_shinpo/pdf/996-s-6.pdf ◆GITA-JAPAN第15回(2004年)コンファレンス  「GISが創る“良か地域社会”」- 九州からの提言 - 日程:2004年11月9・10日 場所:アクロス福岡4F国際会議場(福岡市中央区) 主催:GITA-JAPAN 共催:地理空間情報技術利用促進協会(NPO-GITA) http://www.gita-japan.com/ ◆GIS普及セミナー in 島根 日程:2004年11月11日 場所:くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)(島根県松江市) 主催:国土地理院中国地方測量部、国土交通省中国地方整備局、島根県 共催:総務省、(財)日本建設総合情報センター http://www.gsi.go.jp/GIS/seminar/16_06seminar.html ◆新潟ビジネスメッセ2004 日程:2004年11月11・12日 場所:新潟市産業振興センター 主催:新潟市、(財)新潟インダストリアルプロモーションセンター、    (財)新潟地域産業振興センター、新潟ニュービジネス協議会、    (財)にいがた産業創造機構 http://messe.pavc.ne.jp/index.htm ◆情報処理学会「高度交通システム(ITS)」研究会 第19回研究発表会 日程:2004年11月11・12日 場所:宮崎大学木花台キャンパス(宮崎市) 主催:情報処理学会「高度交通システム」研究会 共催:「モバイルコンピューティングとユビキタス通信」研究会    「放送コンピューティング」研究グループ http://www.ysr.net.it-chiba.ac.jp/sigits/kenkyukai/ kenkyukai0411cfp.html ◆GIS普及セミナーin小樽 日程:2004年11月12日 場所:小樽市民会館1号室(北海道小樽市) 主催:総務省、国土地理院北海道地方測量部、地理情報システム学会、     北海道GIS・GPS普及推進研究会 http://www.gsi.go.jp/GIS/seminar/16_09seminar.html ◆2004年度 人文地理学会大会 日程:2004年11月13〜15日 場所:佛教大学(京都市北区) 主催:人文地理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/hgeog/taikai.html ◆ハザードマップ ワークショップ  「ハザードマップから地震や水害への備え方を学ぼう!」 日程:2004年11月14日(日) 9:50〜16:50 場所:名古屋大学環境総合館レクチャーホール 主催:名古屋大学大学院環境学研究科、名古屋大学災害対策室 共催:日本地理学会、日本地震学会ほか http://anshin.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/taisaku/ ◆2004年度東京大学地震研究所共同利用 研究集会  「地球の「流れ」を見る重力衛星ミッション」 日程:2004年11月16・17日 場所:東京大学地震研究所(東京都文京区) http://www2.nict.go.jp/ka/control/events/eri0411/ ◆電子自治体フェアTOKYO2004 日程:2004年11月16・17日 場所:東京・池袋サンシャインシティ文化会館4F(東京都豊島区) 主催:日本経営協会 http://nomabs.noma.or.jp/show/densi_tokyo/2004/index.html ◆GPS/GNSSシンポジウム2004 日程:2004年11月17〜19日 場所:東京海洋大学 越中島会館 主催:東京海洋大学 海事交通共同研究センター 共催:日本航海学会GPS研究会 http://www.denshi.tosho-u.ac.jp/JIN-GPS/2004/ ◆第49回地盤工学シンポジウム 日程:2004年11月18・19日 場所:地盤工学会地下大会議室 主催:地盤工学会 http://www.jiban.or.jp/ ◆日本災害情報学会 第6回学会大会 日程:2004年11月19・20日 場所:東京大学 山上会館 主催:日本災害情報学会 http://www.jasdis.gr.jp/taikai/2004taikaientry.html ┏━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┓  ■■■■■■■ GIS NEXT 第9号 10月12日発刊! ■■■■■■■ 【特集】『ユビキタス・マッピングの未来透視図』 人がいつでも、どこにいても、コンピュータ・ネットワークを通じて、パーソ ナライズされた情報を活用できる―そんなユビキタス環境にとって、空間・位 置情報の取得、記録、解析、伝達、表現をいかに実現するかは、まさに核心問 題である。すでに多くの研究室や先端企業では、「ユビキタス・マッピング」 への取り組みがスタートしている。地図やGISの活用で、ユビキタス社会はど のように構築されていくのか。我々にどのような「恵み」がもたされるのか。   その他、連載や最新情報満載でお届け致します。   http://www.nextpb.com/gisnext/backnumber/no09.html ┗━━━━━━━━━━━━━━━[P R]━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■【4】コラム’s る〜む ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ 『地球はやさしくない』 “最多”“最悪”“記録的”・・ 今年は台風だけでも甚大な被害が出たの に、水害やら噴火やら地震やらで、まさに災害続きである。被災地の方々の苦 労を見ると本当に心が痛む。 こうした災害を見るたびに自然の前では私たちの文明が非常にもろい存在であ ることを痛感させられる。特に今年は台風が連発して日本を直撃し、各地で記 録的猛暑を観測するなど、これまでと比べ明らかに異常な状態だったために、 気候の異変を肌で感じた人も多いと思う。詳しいメカニズムまでは私にも分か らないが、台風が何度もやってきたことと猛暑だったことは密接に関係してい る。ただ、地球温暖化と即つながるような科学的モデルがあるかというとそう でもなく、気象の専門家に言わせれば「たまたま」なのだそうだ。 たしかに、グローバルなスケールで見れば台風も集中豪雨も局所的な現象で、 今年被害が集中したのも偶然かもしれないが、ちょっとした平衡関係が崩れる だけでたちまちこうして被害が広がってしまうことを鑑みると、私たちを取り 巻く環境は微妙なバランスの上に成り立っているということは言えると思う。 そしてこのバランスというのは、あくまで人類にとって都合のいいものであっ て、長い地球の歴史から見れば必ずしも恒常的なものではない。 現在、平均気温が1℃上昇するだけで様々な異変が生じると言われているが、 46億年という地球の経てきたタイムスケールで見ればそれは微小な変動だ。か つては全ての岩石がドロドロに溶けた時代があり、二酸化炭素の濃度がずっと 濃い時代があり、今より10℃以上気温が低い氷河時代もあった。環境問題を語 るとき、いかにも人間が地球を傷つけているように語る風潮があるけれども、 地球は人間ごときの存在で傷つくほど弱い星ではないことはこうした地球史を たどればよく分かる。たとえ環境に変動があっても、平衡状態に戻す機能が働 くようになっているからだ(「地球倫理へ」松井孝典著)。 ただその機能が作動したとき、私たち人類が生存できるかどうかはまた別の問 題である。異常気象の数々が、ちょっとした変化を元に戻そうとする地球の作 用と見るならば、そのバランスを崩すとどうなるのかを私たちは地球から教え られていると言えないだろうか。私たちが傷つけているのは、自分たちに必要 な環境を維持するためのバランス(システム)であり、その結果、本当に傷つ くのはほかならぬ私たち自身なのではないだろうか。 人類が環境を汚染するような活動をしなくても、いずれ地球は人が住めない星 に変わっていくだろう。だが今の穏やかな気候や生態系を少しでも持続させる 努力はできるはずだ。なのに、たとえば来年の発効が決まった京都議定書に対 する経済界や一部の国の動向などを見ていても、目先の利益優先で、もう少し 長いタイムスケールやマクロな視点で考えられないのだろうかと思えるものば かりだ。経済成長を止めたくない、他の国が参加しない中での実効性はない、 そんな否定的な意見が目立って見える。 自分たちの国、自分たちの会社、自分たちの生きている時間、そのような限ら れたものの見方からは「エコ」という言葉は生まれ得ない。それは「エゴ」と いうものだ。“地球にやさしい”などと人間中心の考え方をしていても、地球 が私たちにやさしくしてくれるわけではないということを、私たちはもっと謙 虚な気持ちで顧みる必要があるのではないだろうか。 【石川 剛】 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■【5】編集部便り ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━  ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最近、人ごみの中でも、ヘッドフォンを耳に差し込みながら歩いている人が多 い。大きな音量で他人の足音が聞こえないから、後ろから人が近づいて来ても 気が付かないようだ。私は、「よく平気だな」と思ってしまう。 人は視覚だけでなく、聴覚によっても空間を知覚する。音の響きによって周囲 の空間環境やその変化を常に推定しているのだ。私などは、真っ暗闇にいる時 よりも、大音量のノイズの中で周囲の状況が掴めなくなる状況の方が恐ろしい 気がする。 人間がある音源から発される音の空間的な像を把握することを音像定位という そうだ。そして、この音像定位能力を解明するための鍵となるのが、音源から 聴取者の鼓膜までの音の伝達特性を表した頭部伝達関数(HRTF:Head-Related Transfer Function)である。 このHRTFの研究は、最近、ヴァーチャルな臨場感を生成するホームシアターシ ステムなどとの関連で脚光を浴びているようだが、東北大学電気・情報系の鈴 木陽一教授の研究室では、この研究をもとに視覚障害者が楽しみながら空間把 握能力を訓練できる3次元音響バーチャルゲームを開発したという。 聴覚を麻痺させるのでなく、よりよく空間を知覚できるような音との接し方を 探求してみたいものだ。 【編集長 岩見 一太】  -------------------------------------------------------- 夏の暑さが強烈だったせいか、台風や地震の被害があまりにひどく生々しいせ いか、「立冬」といってもそんな節季を感じる気分になれない方も多いのでは ないでしょうか。 災害の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。 本格的な冬と雪が来るまでに、少しでも状況がよくなっていくことをお祈りい たします。 【編集部プロデューサー 千葉 厚】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【発行元】株式会社 クリエイト・クルーズ GIS NEXT編集部 http://www.nextpb.com/gisnext/ http://www.nextpb.com/gnext_express/  【E-mail】 info@nextpb.com  【住所】〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-15-2 ラポール新宿2F  【TEL】 03-3373-6181  【FAX】 03-3373-6188 ----------------------------------------------------------------- ◆本メールに関するご意見・お問い合わせは info@nextpb.com ◆メールニュースの配信の登録・解除はこちらから http://www.nextpb.com/gisnext/magazine/magazine.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  本メールの掲載記事を許可なく複製、転載する事を禁じます Copyright(c)2004 GIS NEXT All Rights Reserved.